骸骨とお金

「小切手や手形の期日だけど、決済ができない…」 経営者にとって最も聞きたくない言葉のひとつかもしれません。 不渡りを起こしてしまうと、すぐに倒産に直結するわけではありませんが、会社の信用はガタ落ちし、その後の経営は限りなく難しいものでしょう。 そして経営が苦しい中小企業の事業主の方に忍び寄って来る違法業者がシステム金融と呼ばれる闇金です。 システム金融に引っかかってしまうと、あっという間に喰い物にされ、破産よりも恐ろしい事態が待っています。 本記事ではシステム金融の特徴や手口を解説し、最後には健全な資金調達法をご紹介します。

システム金融とは?

パーカーを被ったハッカー

システム金融とは、メールやFAX、インターネット広告などで条件の良い融資を持ちかけ、後々暴利な利息を請求して来るという闇金業者のことです。

平成に入ってから生まれた闇金ですが、まだその存在は潰えることなく、虎視眈々とターゲットを狙っています。 システム金融業者は資金繰りが苦しい中小企業や倒産寸前の事業主をターゲットにしています。
お金に切羽詰まっている方はどうしても思考が冷静に保てないため、システム金融の餌食になってしまうのです。

システム金融の手口

システム金融の手口としては、手形や小切手を担保に融資を行うということが挙げられます。

借主は担保となった手形や小切手が不渡りとなってしまうと銀行取引を停止され、会社が倒産してしまうので返済を行うように追い込まれてしまいます。

返済するしかないことを見越して、システム金融業者は違法な超暴利の利息を要求してきます。
例えば25万円の手形・小切手3枚を担保に、3週間で50万円の融資を行なったとすると、年利はなんと約1040%にもなります。
当然ながら、すぐに返済に行き詰まりますが、そこで登場するのが他のシステム金融業者です。

闇金の餌食とされた事業主に救いの手を差し伸べると見せかけて、最初と同様に融資の勧誘を行います。

そして事業者はその借り入れで前のシステム金融に返済を行い、新しいシステム金融に返済を強いられることになります。
さらにそこでも返済に行き詰まると、また新たなシステム金融が登場し、暴利での融資を行うのです。

恐ろしいことに、これらのシステム金融業者は、裏で繋がっています。システム金融のスパイラルが延々と続くところこそが、システム金融にシステムという名前がついている所以です。

またシステム金融は、事業者が支払いに行き詰まると、躊躇なく担保としていた手形や小切手を現金化します。

普通の賃金業者の場合は、利息を支払ってもらったほうが得られるお金が多いため、支払いが苦しくなっても大抵は融通が効きます。しかしシステム金融業者は債権者がいずれ不渡りを起こすだろうと、見越しているためすぐに手形や小切手を交換してしまいます。

システム金融の特徴

システム金融の特徴としては、無審査スピード融資を売りにしていることがあります。

資金繰りに困っており、切羽詰まっている事業主にとって、無審査とスピード融資はとても魅力的なものでしょう。

しかしだからと言って利用してしまうと、延々と返済を強いられる羽目になってしまいます。

またシステム金融のもう一つの特徴として、融資ではなく商品の売買の形式を取るということがあります。

売買に使われる商品はボールペンなど、価値のあるものではありませんが、商品売買にすることによって、融資ではなく、商品代金の返済金だと主張するのです。 この手法のことを「抱き合わせ」と言い、違法な融資をカモフラージュするのに使われます。

しかしながら法律上はシステム金融はれっきとした賃金業者であり、明らかな違法行為です。

システム金融を利用してしまったら?

don't panic

金策に困り、巧みな言葉に誘われて、システム金融を利用してしまったらどうすれば良いのでしょうか? システム金融から借り入れをしてしまったら、すぐにでも弁護士に相談に行くようにしてください。

うまく交渉をしてもらえれば、手形や小切手が返還されるかもしれません。
しかしながら返済義務が全てなくなるわけではなく、利息の部分は減額されるものの、元金以上は返済をしなくてはいけないということは、覚悟しておく必要があります。

またシステム金融は闇金ですので悪質な嫌がらせをして来ることも予想され、それによって家族を引き裂かれたり自殺に追い込まれてしまうことも多々あります。
そのような悲惨な事態にならないためには、兎にも角にもシステム金融のような闇金を利用しないことに限ります。
資金繰りに困り、破産寸前に追い込まれていたとしても、怪しい融資の話に飛びつかないようにしましょう。
急場は凌げるかもしれませんが、後々地獄のような日々が待ち受けています

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