個人間融資の危険と怖さ-利用は絶対にNG

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近年、個人間融資を利用したことによるトラブルが多発しています。

借りた相手が闇金だった、性的交渉を強要されたという事例もあり、個人間融資の利用は絶対にしてはいけません。

本記事では個人間融資を利用する危険性を詳しく解説していきます。

個人間融資は危険?

個人間融資とは、ツイッターや「はなまる」などの個人間融資掲示板などを通じて、個人同士でお金の貸し借りをすることです。

個人間融資は金融機関からの借入とは異なり

●信用情報の審査がない
●金融ブラックの方でも利用できる
●総量規制を超える金額(年収の3分の1)でも借りられる

といった利点があり、SNSの発展に伴い近年利用者が急増しています。

一方で個人間融資を利用したことでトラブルに巻き込まれる事例も多く、利用の際にはその危険性を理解しなければいけません。

事実、金融庁も個人間融資の危険性を訴えており、利用しないように注意を呼びかけています。

個人間融資の啓発
金融庁の啓発文

「SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!」

SNSやインターネット掲示板などにおいて、個人間での金銭の貸し借りをうたった書き込みがなされている実態があります。 個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行うことは、貸金業法上の「貸金業」に該当します。
(注)貸金業を営む場合は、国又は都道府県の登録を受ける必要があります。

さらに、不特定多数が閲覧可能なSNS等で「お金を貸します」、「融資します」などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法で規制されている「貸金業を営む目的をもって、貸付けの契約の締結について勧誘をすること」に該当するおそれがあります。これらの貸金業の無登録営業及び無登録業者による勧誘は、いずれも罰則の対象となります。

また、個人間融資では、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、個人情報が悪用されるなどして、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性があります。
ヤミ金融業者による個人間融資は利用しないようにしましょう。

金融庁「SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!」より引用

インターネットやSNS上には、

「個人間融資でお金を借りることに成功しました!」
「利息をゼロにしてもらいました!」

など個人間融資を利用した人の口コミも散見されますが、これらは業者のステマであることがほとんどです。

くれぐれもそのような口コミに騙されないよう、注意しましょう。

個人間融資のトラブル事例・注意点

怪しい男性

それでは具体的に個人間融資のトラブル事例・危険性を詳しく解説していきます。

①高額な利息を要求された

利息制限法により、消費者金融などの貸金業者は年利20%までしか利息を設定することができません。

一方で個人間融資の場合は、貸金業に該当しないため109.5%もの利息をつけることができます。

個人間融資ならば高金利でも違法にならない、ということに目をつけ高額な利息を要求してくるケースは多々あります。

個人間融資を利用すると、ヤミ金業者並の利息を支払わなければいけません。

②相手がヤミ金業者や詐欺業者だった

「個人間融資を行います」と謳っている人が、実はヤミ金業者や詐欺業者だったということもよくあるケースです。

ヤミ金業者や詐欺業者を利用してしまうと、

●個人情報を悪用される
●保証金が必要と言われ、お金を騙し取られた
●法外な手数料を要求された
●無理やり借用書にサインさせられた

といった被害に遭ってしまう可能性が高くなります。

SNSやインターネット掲示板で個人間融資を宣伝している人は、素性が知れません。

特に「即日融資」や「利息ゼロ!」といった誘い文句には騙されないようにしましょう。

③性的関係を要求された

これは「ひととき融資」と呼ばれる手口です。

特に女性の方がターゲットになり、貸し付けたお金の利息を支払う代わりに、性交渉を要求されます。

「性行為をすれば、利息をタダにしてあげます」

などと持ちかけ、融資や返済の度に関係を強要するのです。

「融資条件であった裸の写真をネットにばらまかれた」

という被害報告もされています。

実際に、「ひととき融資」を行っていた人が逮捕されたという事件も起こっています。

性的関係を条件に「ひととき融資」 元村職員に有罪判決

性的関係に応じることを条件に高利で女性に金を貸し付けたなどとして、出資法違反や貸金業法違反などの罪に問われた大阪府千早赤阪村元職員の藤田祐被告(36)=懲戒免職=の判決が19日、大阪地裁であった。三輪篤志裁判官は「経済的に苦しい女性の人格を無視して悪質だが反省している」などとして懲役2年6カ月執行猶予5年、罰金300万円(求刑懲役2年6カ月、罰金400万円)を言い渡した。

朝日新聞デジタル「性的関係を条件に「ひととき融資」 元村職員に有罪判決」より引用

④警察は介入できないことが多い

個人間融資を巡った逮捕事例は増えつつあるものの、警察には「民事不介入」という原則があります。

これは、「警察は民事紛争には介入しない」という原則であり、個人間融資で行ったトラブルは民事紛争であると見なされます。

そもそも警察が操作を行うのは、刑事事件だけです。

そのため詐欺被害にあったり性的被害にあっても、民事不介入を理由に警察は取り合ってくれないことも考えられます。

警察に相談をしたら

「個人間融資なんて、危険なものに手を出すのが悪い」

と軽くあしらわれたという話もあります。

個人間融資でトラブルに巻き込まれてしまっても誰も助けてはくれません。

個人間融資を利用する際の注意点

以上のように個人間融資は非常に危険です。

ただ、「どうしても、審査がない個人間融資を利用せざるを得ない」といった場合には、以下の点に注意し、相手が信頼できる人なのかを確認してください。

①お金の貸し借りの際には借用書を必ず作成する
②先払いはしない
③法定金利(109.5%)を超えないか確認する
④「即日OK」や「女性優遇」といった謳い文句に釣られない

個人間融資を利用してトラブルや被害に遭ってしまったら

罪を指差す人たち

次に個人間融資を利用して、トラブルや被害にあってしまった場合の対処法をご紹介します。

まず上述の通り個人間融資のトラブルにあっても、物的証拠や被害を証明できるものがないと、警察に頼ることは難しくなります。

性的関係を強要されたという場合も、同意の有無を証明するのは困難です。

そのため個人間融資を利用し、トラブルや被害に遭ってしまった際には法律事務所に相談することをオススメします。

法律事務所に相談をし弁護士の方に依頼をすれば、民事裁判や示談などの交渉を行ってくれます。

ただ法律事務所に相談をする際にも、証拠は必要です。

●借用書
●相手方とのやり取りの履歴
●被害内容のメモ

などは可能な限り、残しておくようにしましょう。

個人間融資を利用した方の体験談

最後に、個人間融資を利用した方々の体験談をご紹介します。

30代 東京都 女性

「個人間融資を利用したら、裸の写真を要求されました」

高額なエステ代の支払いいに行き詰まり、個人間融資を利用してしまいました。

SNSを通じて知り合ったのですが、「利息をゼロにして欲しければ、裸の写真を遅れ」などと要求されました。

しまいには体の関係まで要求され、怖くなったので泣く泣く高い利息を支払うことに。

お金が必要だったとはいえ、深く考えず個人間融資を利用してしまったことを後悔しています。

40代 千葉県 男性

「借りた相手が闇金だった」

個人間融資掲示板で連絡を取った相手が闇金でした。

利息制限法を大きく超える200%もの金利手数料を要求され、返済できないと伝えると自宅や会社に嫌がらせの電話がかかってきました。

警察に相談しようと思いましたが、実家や娘にも危険が及ぶのではと怖くなり、結局ずるずると利息の返済が続いています。

30代 兵庫県 男性

「即日掲示板を利用したら、前金を騙し取られた」

入院費・治療費を払えず、即日掲示板で融資を呼びかけている人に申し込みをしました。

「信用料として前金を支払ってください」と言われたので、従ったらその後、連絡が取れなくなってしまいました。

結局お金を借りることはできず、ただただ損をしただけです。

まとめ:個人間融資の利用は絶対NG!

SNSやインターネット上には、個人間融資関連の記事や書き込みが多数あります。

金融ブラックなどで個人間融資に手を出す方が多くいらっしゃいますが、個人間融資に関するトラブルは後を断ちません。

個人間融資を利用すると、

●ヤミ金や詐欺被害にあった
●性的交渉を強要された
●高額な金利の支払いは命じられた

といった被害にあってしまいます。

金融庁が個人間融資の危険性を啓発したり、実際に逮捕者が出ていることを考えると、個人間融資の利用は非常に危険と言わざるを得ません。

お金に困っている状況であったとしても、個人間融資の利用は絶対に控えましょう。